静岡県内の介護事業所で働く外国人介護職員が初めて1,000人を突破したことが報じられています¹. 2023年10月1日時点で県内介護事業所で働く外国人職員は前年度より180人多い1,066人となり、雇用事業所数も過去最多の423カ所に達しました¹. 介護業界では、介護を必要とする高齢者の増加や介護職員の人手不足などの問題が指摘されています。
厚生労働省によると、2021年度の要介護(要支援)認定者数は約690万人で、前年度に比べ約1.1%増加しています。公的介護保険制度がスタートした2000年度の認定者数約256万人と比べると約2.69倍増加しています².
また、将来的には高齢者の割合がさらに増加する見込みです。2025年には75歳以上の人口が全人口の18%を占め、2040年には65歳以上の人口が全人口の35%に達すると推計されています。要介護認定者数も2040年頃にピークを迎え、988万人に達すると推計されています².
このような状況の中で、外国人介護職員は貴重な担い手として定着しつつあり、日本語教育の支援などを通じて人材確保と職場定着に取り組まれています¹. 静岡県は、外国人介護職員の雇用上の不安解消やキャリアアップのための専門家によるセミナーを無料で実施しており、さらなる支援を行っています⁷.
日本国内の**都道府県ごとの介護分野における外国人受入実績**について、以下の情報があります¹²:
- **在留資格「介護」**を持つ外国人の受入実績:
- **在留者数**: 約3,586人(うち資格取得者は675人)⁴
- **受入延べ人数**: 約6,454人(うち合格者は1,762人)⁴
また、**特定技能外国人**は日本全国の**47都道府県**で業務に従事しています。特に多い都道府県は以下の通りです:
1. **愛知県**: 約14,737人
2. **大阪府**: 約10,361人
3. **東京都**、**茨城県**、**埼玉県**、**千葉県**も8000人を超えています³
外国人労働者の受入状況は、日本全体で多様であり、ベトナム、中国、フィリピンなどが多くの外国人を受け入れています⁵。¹²³⁴⁵.